香川県出身の洋画家・大森朔衞の画集!
大森朔衞(1919-2001)というひとをご存じでしょうか?
香川県小豆島土庄町で生まれ、高松で育った洋画家なのです。
その作品はいくつもの賞を受賞し、1980年代には武蔵野美術大学教授にも就任された人でした。
戦時中は、3度も召集を受け、3回目の1944年の時にスマトラへ。翌年その地の山で敗戦を知ったそうです。そしてその夜に持っていた刀でひとり自刃。戦友たちに助けられ、麻酔なしの手術で命をつなぎ、奇跡の生還。 そして高松に復員してみれば、ご自宅も、描いていた作品たちも全て焼失してしまっていた…
ゼロからのスタート。
画家は、再び絵筆をとったー
2015年に刊行した『画集・大森朔衞美術館」(求龍堂)税込3850円
大森朔衞さんの作品にふれられる貴重な作品集です。
大森さんの作品は、美しい幻想的といってもよい色彩が魅力的な、抽象性の強い絵が特徴的です。
けれど、どこか意志の強いメッセージ性を感じます。
今年で生誕101周年。
まだご覧になっていない方は是非手に取ってみてくださいませ。
新館2階に陳列しております。