村上春樹の6年ぶりに放たれる、短篇小説集『一人称単数』絶賛発売中!!
短篇小説は、ひとつの世界のたくさんの切り口だ。
村上春樹の6年ぶりに放たれる、短篇小説集『一人称単数』
『一人称単数』村上春樹 著
文芸春秋 1,650円(税込)
「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。
しかしその切り口が増えていけばいくほど、
「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。
そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。
そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。
そこで何が起こり、何が起こらなかったのか?
「一人称単数」の世界にようこそ。
『一人称単数』は、村上春樹さんの短編小説集としては
『女のいない男たち』から6年ぶり、
小説は『騎士団長殺し』から3年ぶりの刊行です。
「石のまくらに」「クリーム」「チャーリー・パーカープレイズ・ボサノヴァ」
「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」「ヤクルト・スワローズ詩集」
「謝肉祭(Carnaval)」「品川猿の告白」に、あらたに書き下ろされた
1編を加えた8作からなる連作短編集です。
ご来店、お待ちしております(^_^)/
村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都市生まれ、早稲田大学文学部演劇科卒業。79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『騎士団長殺し』などがある。ほかに、短編集やエッセイ集など多くの著作や翻訳書がある。