片想い男子とちょっと気にしすぎな女子。二人は友達だけど、違う生き物。
一緒に過ごす、夏の特別な四日間。
めえめえ(瀬戸洋平)は下宿仲間でクラスメイトの女子サブレ(鳩代司)に片想いをしている。
告白もしていないし、夏休みでしばらく会えないと思っていた。そのサブレが目の前にいる。
サブレは夏休み中に遠方にあるじいちゃんの家に行くのだが、それはある不謹慎な目的のためだった。
「じゃあ一緒に行く?」
「うん」
思いがけず誘われためえめえは、部活の休みを利用してサブレと共にじいちゃんの家を目指す。
夜行バスに乗って、二人の不謹慎なそして特別な旅が始まる――。
恋という気持ちが存在する、この世界に生まれてしまった全てのあなたへ。
こんなことに付き合ってあげられるのは、自分だけだと思っていた。
夫婦ごっこ、恋人ごっこ、友達ごっこ……。曖昧な関係に振り回される女たちの、不器用すぎる恋。
野間文芸新人賞候補作『春、死なん』につづき、注目作家が「ままならない恋愛」を描く最新小説集。
・「ごっこ」
六つ年下の恋人の浮世離れした逃避行に付き合って、あてのないドライブを続けるわたし。そろそろ逃亡資金が底をついてきた。
・「見知らぬ人」
友人の結婚式に集う客たちの中に、夫の不倫相手が混じっているのではないか。あの女を探す那月が出会ったのは――。
・「はこのなか」
田舎町の中学で出会った奔放な女友達タクボに思いを寄せる戸川。今の願いは、結婚したタクボの隣室に住むこと。
作家は真実の言葉で嘘をつく――。どこまでが「私」で、どこからが「小説」なのか?話題沸騰の「文藝」特集に書下しを加えた決定版。
トトの存在が、私の日々の、あるいは私のしあわせ感の、基点になったのだと思う。(あとがきより)
集合住宅から一軒家に引っ越しをした角田さん。
外猫とのはじめての遭遇と脱走事件、虫取り事件にハゲ事件。
アクシデントは絶えないが、猫との暮らしそのものには、パンデミックのなかでも変わらない単調さがある。
ごはんを用意したりおやつをあげたり、腹に乗せたり顔マッサージをしたり。
猫との静かな日常のくり返しがずっと続いていくことを、全世界の全ての猫の幸福を願ってやまない、愛情あふれるエッセイ集。

第168回芥川賞・直木賞受賞作が発表となりました!
今回は、芥川賞・直木賞ともにW受賞です♪(*^^*)
【芥川賞受賞作品】
『この世の喜びよ』(講談社) 井戸川射子 著
『荒地の家族』(新潮社) 佐藤厚志 著
【直木賞受賞作品】
『しろがねの葉』(新潮社) 千早茜 著
『地図と拳』(集英社) 小川哲 著
受賞おめでとうございます!!(*‘∀‘)
店頭に在庫のない場合は、ご注文承っております。
お手数ですがお近くのスタッフまでお声がけ下さいませ。
第168回 芥川賞受賞作品


第168回 直木賞受賞作品



脚本を古沢良太さん、徳川家康役を松本潤さんが務め他にも豪華なキャストの方々に心躍る
NHK大河ドラマ『どうする家康』がスタートしましたね!(*゚∀゚*)
第1回の放送は、ご覧になりましたか?
視聴するとやはり、もっと『どうする家康』について深掘りしたくなったのではないでしょうか(´∀`*)
NHK大河ドラマで本と言えば、ドラマガイドにノベライズ小説、ぞくぞく増える関連書ですよね!!
今作ももちろん入荷しております!徳川家康について改めて史料を読むと新たな発見が見つかるかも(´艸`*)
関連書籍コーナーを設けておりますのでぜひ、店頭でご覧ください!
ガイド・ノベライズ小説の紹介を少しご紹介しますヽ(*´∀`)ノ

NHK大河ドラマ・ガイド
『どうする家康 前編』(NHK出版)
作:古沢良太 監修:NHKドラマ制作班
1,320円(本体1,200円+税)
2023年の大河ドラマはスピード感あふれる波瀾万丈の戦国エンターテインメント!
徳川家康の生涯を新たな視点で描く2023年放送の大河ドラマ「どうする家康」。松本潤さん主演の注目の大河ドラマを、とことん楽しむためのガイドブック第1弾が登場しました。貧しき小国・三河の岡崎城主の子として生まれ、駿河の大国・今川家で人質暮らしをしていた家康が天下人になるまでの道のりは、ピンチと我慢の連続だった…。
松本潤さんと有村架純さんの夫婦役ふたりが脚本・古沢良太と作品について深く語り合う巻頭座談で始まる本書。豪華出演陣のインタビューでは、戦国の物語を演じる生の声をお届けします。家臣団の面々を紹介する家臣団特集には殿・松本潤さんと家臣団を演じる俳優陣の座談会や、脚本や音楽の制作陣インタビュー、舞台地紹介、美術・セット特集、助監督撮影日記、登場人物関係図、あらすじなど、充実の内容でドラマを深掘りし、多角的に「どうする家康」を楽しめるページも。美麗グラビア満載でお届けする、大河ドラマ・ファン必携の1冊!

『どうする家康 一』(NHK出版)
作:古沢良太 ノベライズ:木俣冬
1,650円(本体1,500円+税)
ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代は、今川家の人質として、ひっそりと生涯を終えると思っていた―。しかし、三河武士の熱意に動かされ、弱小国の主として生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する、乱世に飛び込んだ。待っていたのは生きるか死ぬかの大ピンチ!個性派ぞろいの家臣団を頼りに、夢と希望にあふれた波瀾万丈の物語がここに幕をあける。
大河ドラマを完全小説化した本作は、ストーリーをいち早く楽しみたいという方にピッタリです。
全4巻で2023年3月、6月、9月刊行予定なので続刊もぜひお楽しみに!
霊を見ることができる赤眼を持つ憑きもの落としの浮雲は、土方歳三とともに京へと旅をしていた。
浮雲は箱根で遼太郎と名乗る謎の青年と出会う。
遼太郎は幽霊に憑かれやすい性質で、様々な怪異を引き寄せてしまう。
浮かぶ生首、干からびた死体、そして生贄を求める龍。
次々と迫る怪異の謎を調べるうちに、浮雲たちは秘められた哀しみと愛にふれていく……
そして明らかになる遼太郎の恐るべき正体とは――
鮮烈な剣戟と、華麗な謎解き。
幕末ホラーミステリの傑作。
2022年2月5日に急逝した著者の、読者からの熱烈な要望によって実現した未刊行小説集。
完結した小説としては著者最後の作品となった表題作をはじめ、著者の本領たる藤澤清造歿後弟子としての覚悟を扱った3篇を収録。
北町貫多30歳、地元に残された藤澤清造資料の調査に本腰を入れるため、東京の自室とは別に七尾に部屋を借りる(「廻雪出航」)。貫多31歳、七尾の部屋に清造の書簡を飾るため額装を依頼したが、思ってもいない仕上がりになる(「黄ばんだ手蹟」)。死の前年、53歳の貫多の姿を描く。ここ数年の自身を振り返り、歿後弟子の責を全うすべく新たなスタートを誓う(「蝙蝠か燕か」)。