決定!!宮脇書店員が選んだ 今、読むべき5作品!
ミヤボン2024ーMiyawaki Book Awards2024ー

- 赤と青のガウン
- PHP研究所
彬子女王 -
本の紹介
≪赤と青のガウン。それは、私が博士課程を始めたときからいつか着る日を夢みてきたものだ。五年間の留学生活中、何人もの友人が博士課程を無事修了し、オックスフォードを旅立っていく様子を何度も見送ってきた。晴れ晴れとした表情でこのガウンを身にまとい、学位授与式が行われるシェルドニアン・シアターから出てくる...

- 愛しさに気づかぬうちに
- サンマーク出版
川口俊和 -
本の紹介
『コーヒーが冷めないうちに』シリーズ第6巻 とある町の とある喫茶店の とある座席には不思議な都市伝説があった その席に座るとその席に座っている間だけ 望んだ通りの「時間」に移動ができるという ただし、そこにはめんどくさい…… 非常にめんどくさいルールがあった 1.過去に戻っても、この喫茶店を...

- 団地のふたり
- 双葉社
藤野千夜 -
本の紹介
イラストレーターながら今はネットで不用品を売って生計を立てているなっちゃんこと奈津子。大学の非常勤講師を掛け持ちして生活するノエチこと野枝。そんな幼なじみの二人は50歳を迎え、共に独身。生家の築古団地でそれぞれ暮らす。奈津子の部屋で手料理を一緒に食べ、時にはささいなことでケンカもする。高齢のご近...

- なぜ働いていると本が読めなくなるのか
- 集英社
三宅香帆 -
本の紹介
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」…そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が...

- 地雷グリコ
- KADOKAWA
青崎有吾 -
本の紹介
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。 平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミ...
ミヤボン2023ーMiyawaki Book Awards2023ー

- 名探偵のままでいて
- 宝島社
小西マサテル -
本の紹介
かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は、七十一歳となった現在、幻視や記憶障害といった症状の現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。しかし、孫娘の楓が身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻すのだった!そんな中、やがて楓の人生に関わる重大...

- 鏡の国
- PHP研究所
岡崎琢磨 -
本の紹介
大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。それは彼女が小説家になる前に書いた『鏡の国』という私小説を、死の直前に手直ししたものだった。「室見響子、最後の本」として出版の準備が進んでいたところ、担当編集者が著作権継承者である響子の姪に、突然こう告げる。「『鏡の国』には、削除されたエピソード...

- すべての恋が終わるとしても
- スターツ出版
冬野夜空 -
本の紹介
さよなら。でも、この人を好きになってよかった。――140字で綴られる、出会いと別れ、そして再会。(以下、本文『別れの挨拶』引用)「またね」それが彼とお決まりの挨拶だった。また次の機会にね、そんな意味を込めて。互いに進路が変わっても、恋人ができても、いつだって次があると思ってた。でも。「ずっと好きでした...

- 近畿地方のある場所について
- 角川書店
背筋 -
本の紹介
はじめまして。背筋と申します。この本に収録されている様々な形式の文章は、オカルト雑誌に掲載する特集のために、ライターの私と、編集者で友人でもある小沢くんの手によって収集されたものです。それらは、近畿地方の「ある場所」に関連した文章です。私たちは、「ある場所」に潜む怪異の存在に気づきました。そして...

- くもをさがす
- 河出書房新社
西加奈子 -
本の紹介
西加奈子初のノンフィクション。カナダでがんになった。あなたに、これを読んでほしいと思った。これは、たったひとりの「あなた」への物語ーー祈りと決意に満ちた、西加奈子初のノンフィクション『くもをさがす』は、2021年コロナ禍の最中、滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された著者が、乳がん発覚から寛解...
ミヤボン2022ーMiyawaki Book Awards2022ー

- その本は
- ポプラ社
又吉直樹・ヨシタケシンスケ -
本の紹介
本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を、聞きたいのだ。お前...

- ハヤブサ消防団
- 集英社
池井戸潤 -
本の紹介
"ミステリ作家vs連続放火犯 のどかな集落を揺るがす闘い! 東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の人の誘いで居酒屋を訪れた太郎は、消防団に勧誘される。迷った末に入団を決意した太郎だったが、やがてのどかな集落でひそかに進行していた事...

- 汝、星のごとく
- 講談社
凪良ゆう -
本の紹介
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

- 傲慢と善良
- 朝日文庫
辻村深月 -
本の紹介
婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる―。彼女は、なぜ姿を消したのか。浮かび上がる現代社会の生きづらさの根源。圧倒的な支持を集めた恋愛ミステリの傑作が、遂に文庫化。

- 変な絵
- 双葉社
雨穴 -
本の紹介
ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし長編小説。 あなたも、何かがおかしい9枚の絵の「謎」が解けますか? とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵...
ミヤボン2021ーMiyawaki Book Awards2021ー

- ペッパーズ・ゴースト
- 朝日新聞出版
伊坂幸太郎 -
本の紹介
中学校の国語教師・檀千郷(だんちさと)は、受け持ちの女子生徒から自作の小説原稿を渡される。その小説の中では、猫を愛する奇妙な二人組・ネコジゴハンターが大暴れしていた。そして檀先生は、ある条件下で他人の明日の体験が少しだけ観えるという、不思議な力を持っていた。ネコジゴハンターとは何か。父の言葉、悲...

- もしも徳川家康が総理大臣になったら
- サンマーク出版
眞邊明人 -
本の紹介
2020年。新型コロナの初期対応を誤った日本の首都官邸でクラスターが発生。あろうことか総理が感染し、死亡する。かつてないほどの混乱の極みに陥った日本政府はかねてから画策していたAIとホログラムにより偉人たちを復活させ、最強内閣をつくる計画を実行する。徳川家康を筆頭に日本の歴史に名を刻む錚々たるメ...

- 老いの福袋
- 中央公論新社
樋口恵子 -
本の紹介
老年よ、大志を抱け、サイフも抱け! 88歳のヒグチさんの日常は初めてづくしの大冒険。トイレ閉じ込め事件から、お金、働き方、人づきあい、介護、終活問題まで、人生100年時代を生きる人に勇気を与える「知恵とユーモア」がつまったエッセイ。

- 沈黙のパレード
- 文春文庫
東野圭吾 -
本の紹介
静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。逮捕されたのは、23年前の少女殺害事件で草薙が逮捕し、無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。町のパレード当日、その男が殺された―容疑者は、女性を愛した普通の人々。彼らの“沈黙”に、天才物理学者・湯川が挑む!

- スマホ脳
- 新潮社
著:アンデシュ・ハンセン 訳: 久山 葉子 -
本の紹介
平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存―最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ...
ミヤボン2020ーMiyawaki Book Awards2020ー

- 『「育ちがいい人」だけが知っていること
- ダイヤモンド社
諏内えみ -
本の紹介
正しい靴の脱ぎ方ができていますか?「どちらでもいい」は間違った気遣い。「お金を返して」の品のいい切り出し方。必ず「お」をつけたい4つの言葉とは?相手の詮索を上品にかわす方法。ほめられたときは、何と言うのが正解?エレベーターで「育ちがいい」か、そうでないかが分かってしまう。ハプニング時、できる女性...

- なぜ僕らは働くのか
- 学研プラス
池上彰 佳奈 モドロカ -
本の紹介
仕事、お金、働きがい、AIの台頭、多様性の尊重、人生100年時代…。働くうえで考えるべき様々なテーマをマンガと図解で多角的に伝えます。 これから社会に出る若者たち、仕事に向き合い悩む大人たちが、未来に明るい希望を持てるように。そんな想いが込もった、温かくて前向きになれる一冊です。

- 欲が出ました
- 新潮社
ヨシタケシンスケ -
本の紹介
大人も子どもも、欲の出やすいすべての人へ――。「しいていうなら、くらしの知恵に!」。お菓子をもう一個取っていいんじゃない? もうちょっと寝ててもいいんじゃない? 人間って、プチ欲が出たとき、何とも言えなーい顔をする。そんな一瞬を、絵本作家ヨシタケシンスケが、「深く浅く」切り取ってみると…… 欲が出る...

- 還暦からの底力
- 講談社
出口治明 -
本の紹介
人生100年時代をパワフルに行動するために必要なことを、50代から新しく事業を展開し、還暦後も豊かな交流関係、幅広い視点からの講演活動等、業界内外から篤い信頼を寄せられる出口氏が語ります。 「還暦からの」と銘打ってますが、還暦未満のあなたにもきっと役立つこと間違いなし!人生の楽しみは喜怒哀楽で決...

- 滅びの前のシャングリラ
- 中央公論新社
凪良ゆう -
本の紹介
「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。 なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」 「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして―荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわま...
『ミヤボン2019ーMiyawaki Book Awards2019ー』

- 70歳のたしなみ
- 小学館
坂東眞理子 -
本の紹介
330万部の大ベストセラー『女性の品格』から13年、昭和女子大学理事長・坂東眞理子さんが人生100年時代に放つ「後半生の生き方論」の決定版! かつては「60歳」が人生の大きな節目とされましたが、今やそれは「70歳」ではないでしょうか。 寿命が伸び、「人生100年時代」が現実となった今、70代を昔のように「晩年」と...

- ケーキの切れない非行少年たち
- 新潮社
宮口幸治 -
本の紹介
児童精神科医である著者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づきます。 少年院には、認知力が弱く「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いました。しかし、問題の根深さは普通の学校でも同じなのです。 人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦...

- むかしむかしあるところに、死体がありました。
- 双葉社
青柳碧人 -
本の紹介
昔ばなし…な・の・に、新感覚!? 鬼退治。桃太郎って……え、そうなの? 大きくなあれ。一寸法師が……ヤバすぎる! ここ掘れワンワン。埋まっているのは……ええ! ? 「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く...

- 落日
- 角川春樹事務所
湊かなえ -
本の紹介
新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。 『笹塚町一家殺害事件』引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた。15年前に起きた、判決も確定しているこの事件を手がけたいという。 笹塚町は千尋の生まれ故郷だった。この事件を、香は何故撮りた...

- 恋のゴンドラ
- 実業之日本社
東野圭吾 -
本の紹介
この恋の行方は、天国か地獄か。怒濤の連続どんでん返し! 都内で働く広太は、合コンで知り合った桃実とスノボ旅行へ。ところがゴンドラに同乗してきた女性グループの一人は、なんと同棲中の婚約者だった。ゴーグルとマスクで顔を隠し、果たして山頂までバレずに済むのか。やがて真冬のゲレンデを舞台に、幾人もの男女...