2018年本屋大賞決定しました!!

2018年本屋大賞が4月10日(火)に決定致しました!
大賞受賞作品は、辻村深月「かがみの孤城」ポプラ社(税込1944円)です!!



見事大賞受賞となった辻村深月先生は、これまでも何度もノミネートしたことのある直木賞作家です。女性を中心に幅広い層にいまや受け入れられている人気作家ですが、今回初となる本屋大賞受賞、本当におめでとうございます!!

本作品「かがみの孤城」も読み手に寄り添うような優しさに溢れた物語です。
学校での居場所をなくした少女・こころがある日突然光る鏡の中を潜り抜け、城のような不思議な建物にたどり着きます。そこには彼女と似た境遇の7人の少年少女が集められていた…。
いったいなぜなのか、というミステリ要素も含んだ物語は、すべてが明らかになる時に思わず目頭が熱くなりました。
辻村深月集大成であり、最高傑作であり、始まりの一冊だと思います!!

 順位は以下のようになっております(^^)/
  < 2018年本屋大賞 >
1位「かがみの孤城」辻村深月/ポプラ社
2位「盤上の向日葵」柚月裕子/中央公論新社
3位「屍人荘の殺人」今村昌弘/東京創元社
4位「たゆたえども沈まず」原田マハ/幻冬舎
5位「AX アックス」伊坂幸太郎/KADOKAWA
6位「騙し絵の牙」塩田武士/KADOKAWA
7位「星の子」今村夏子/朝日新聞出版
8位「崩れる脳を抱きしめて」知念実希人/実業之日本社
9位「百貨の魔法」村山早紀/ポプラ社
10位「キラキラ共和国」小川糸/幻冬舎

それぞれ本当に魅力ある素敵な小説ですので、大賞作品は勿論、他9作品も是非お手に取ってみてくださいませ!


そして、2018年度の本屋大賞翻訳小説部門も決定致しました!

< 2018年翻訳小説部門 >
第1位 「カラヴァル 深紅色の少女」
ステファニー・ガーバー著、西本かおる訳(キノブックス)
第2位 「13・67」
陳浩基著、天野健太郎訳(文藝春秋)
第3位 「その犬の歩むところ」
ボストン・テラン著、田口俊樹訳(文藝春秋)
見事1位を獲得した「カラヴァル 深紅色の少女」は父親に強いられた結婚を目前としている少女がある日“カラヴァル”という年に一度、世界のどこかで開催される魔法のゲームへの招待状を手に入れ参加することになるという、ダークな色調を感じさせるファンタジーです。魔法と嘘に満ちた冒険世界に旅立ってみてはいかがでしょうか?

店頭に特設コーナーがありますので、是非ご覧くださいませ!